長谷工グループの有料老人ホーム運営会社である株式会社センチュリーライフは、老人福祉法に基づく設置届を完了し、介護付有料老人ホーム「センチュリーポート西千葉」事業に着手した。2006年6月のオープンに向けて、常時介護が必要な人や日常生活で何らかの支援を必要とする人を対象に、来春より入居者を募集していく。
「センチュリーポート」は、これまでの有料老人施設運営で培ったサービス理念「ジェントルサービス」を基本に、暮らしに必要な選りすぐった介護サービスを提供する新ブランドで、入居費用の低減を図り、入居者の対象層拡大を目指していく。今後は西千葉を皮切りに積極展開していく。
長谷工グループでは、21世紀に相応しい都市型新産業の具現化を目指して、住まいに関するさまざまな事業を推進している。なかでも急速な高齢化社会を迎えつつある国内の需要をにらんで、「高齢者のための住宅整備と住まい方提案」に取り組んできた。1985年にセンチュリーライフを業界に先駆けて設立し、長谷工がもっとも得意とするマンションづくりの技術とノウハウを活かして、医療施設とは異なる“住まい“という視点に立った介護付有料老人ホームを企画・運営。1989年に「センチュリーシティ大宮公園」(さいたま市、総戸数106戸)を開設、2000年には要介護者専用の「介護館」(総室数30室)を増設した。また、2003年には県内初の改修型施設「センチュリーシティ北浦和」(さいたま市、総室数58室)を開設している。これらの施設運営に対しては行政より高い評価を受けるとともに、高い入居稼働率(90%)を誇っている。
今回の「西千葉」は、築14年の企業独身寮(70室)の土地・建物を取得し、1人用居室64室と共用施設をもつ介護付有料老人ホームに改修するもので、長谷工がもつマンションづくりのノウハウを結集し、企画・設計・インテリアなどにおいて要介護者に対する安全性と住まいやすさを徹底追求した。
国内外で大地震が頻発し、その甚大な被災状況によって生活インフラの確保に対する社会的関心が高まっていることから、非常用飲料水生成システム「WELLUP(ウエルアップ)」を国内の有料老人ホームとしては初めて設置する。同システムは、入居者のみならず、近隣の人々の日常生活への安心感を向上できるものとしている。
「WELLUP」は、長谷工コーポレーションが開発した、震災時等における上水道の断水時に飲料水を供給するシステム。河川や防火水槽、プールに備えた水を汲み上げ純水に近い水に生成する。1台の給水能力は24時間15トンで、被災時に約4800人が必要とする飲料水をカバーできる。これまでマンションなど国内外で9件の採用実績がある。
また、同物件はJR「西千葉」駅徒歩6分の閑静な住宅地に建ち、交通の利便性や住環境に優れており、入居者の家族等の訪問や近隣との交流が育まれ、高齢者の住まいの重要な要素である“社会性の維持“が保たれる環境にある。
長谷工グループでは、今年4月より「新中期経営計画(2005年度〜2007年度)をスタートしており、同計画では、フロー(建設関連事業グループ)とストック(サービス関連事業グループ)の両輪体制を確立し、収益力の強化を目指している。介護付有料老人ホーム事業は、ストックビジネスを支える柱の1つに位置づけられており、今後は「センチュリーポート西千葉」を皮切りに、年間3件程度(経営計画期間中10件程度)の着手を目標に推進強化していく。
「センチュリーポート西千葉」外観完成予想図

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