NECインフロンティア株式会社は、社会福祉法人読売光と愛の事業団よみうりランド花ハウスにナースコール連動型電話設備と、ベランダセンサーシステムを納入した。
同システムは、NECインフロンティアのキーテレフォンシステム「Aspire」の構内PHSシステムとナースコールを連携させたことに加え、同社製の遠隔監視システム「コルソスCSDX」と赤外線センターを使用した人感知システムを連動させ、入居者のベランダへの立ち入りをヘルパーや看護師に知らせる仕組みを提供している。
よみうりランド花ハウスは、2005年3月によみうりランド横に開設した特別養護老人ホームで、個人の自由尊重・尊厳の確立・地域に開かれた施設運営を理念に入居者の生活支援を行っている。入居者の自立した生活を意識し、自分の家のように自由に楽しく過ごしてほしいという同施設のサポートは、入居者や家族、近隣地域住民の人々より好評を得ている。
同施設の設立において、入居者の自由と自立を重んじたいという理由から、監視・管理という空気を極力なくそうと、施設内で自由に出入りできる箇所を可能な限り増やした。自由行動箇所が多くなると入居者の行動に目が行き届きにくくなるため、個室やトイレ、浴室にナースコールを設置し、それと構内電話設備と連動させることによって、ナースコールボタンが押されたら各階の看護師やヘルパーが持つ構内PHS子機に、どこの箇所でボタンが押されたかを即時に発報し、会話ができる体制を構築した。これにより、目の届かない箇所で入居者が困っていてもすぐ連絡をとることができるため、入居者は安心して生活を送ることができる。
加えて、よみうりランド花ハウスでは上記と同じ理由から、認知症の人も入居する特別養護老人ホームとしては珍しく、自室からベランダに出ることも可能にした。しかしながら、入居者がベランダに出て徘徊し、自分の部屋が分からなくなることや、別の入居者の部屋に入ってしまうことなども考えられるため、入居者の安全面やプライバシーの保護の観点からセンサー感知・発報システムを導入した。2階、3階、4階、5階の居住フロアの回廊状のベランダに、それぞれ東西南北4面、赤外線センサーを取り付けることにより、入居者が自室からベランダに出た際、各階各面に設置したセンサーが反応し、各階のヘルパーや看護師が持つ構内PHS子機に発報する。発報は中央に設置した「コルソスCSDX」を利用し、同機の特性を活かして「2階南側、ベランダを確認して下さい」など音声で検知箇所も分かりやすく説明する。
今回のシステム選定の過程では、電気錠や高価な入退管理システムなども候補にあがったが、安価に設計でき、構内電話設備と連動して音声で発報することも可能で、保守がNECインフロンティア1社で全て完結することなどの点が評価され導入に至った。現在では、入居者が施設のどこで困っていてもすぐに知らせられ、入居者がどこの箇所から外に出たかが即時に判明し、配慮ができるとして便利に利用されている。
NECインフロンティアでは、長年培ったナースコール連動電話システムの構築ノウハウと、遠隔監視システム、セキュリティシステムなど強みを持つシステムのノウハウを組み合わせ、今後もあらゆるニーズに対応する通信ネットワークソリューションの提供を推進していく方針。
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