厚生労働省は、2004年度の老人保健事業報告の概況を公表した。
老人保健事業の2004年度末現在の「医療受給者証の交付数」は約1455万2千人で、2004年度の「医療受給資格者以外の人への健康手帳交付数」は約139万9千人となっている。また、2004年度の基本健康診査の受診者は約1298万4千人で、受診率は44.4%となっている。
2004年度の基本健康診査における受診者は約1298万4千人で、「男」約447万8千人、「女」約850万5千人となっており、「女」は「男」の約1.9倍になっている。また、性・年齢階級別にみた指導区分「要医療」の構成割合をみると、「男」は「60〜64歳」から50%を超え、「女」は「65〜69歳」から50%を超えており、「男」「女」とも「75歳以上」で60%を超えている。
2004年度の基本健康診査受診者の喫煙率は、「男」32.1%、「女」6.4%となっている。また、喫煙率を性・年齢階級別でみると、「男」「女」とも年齢が高くなるに従い低くなっているが、「男」の「20本未満」はほぼ横ばいとなっている。喫煙率を都道府県別でみると、「男」は「青森」「石川」「山梨」「大阪」で高く、「島根」「広島」「山口」「沖縄」で低くなっている。いっぽう、「女」は「北海道」「東京」「神奈川」「大阪」で高く、「鳥取」「島根」「広島」「鹿児島」で低くなっている。
2004年度の歯周疾患検診受診者は約8万7千人で、骨粗鬆症検診受診者は約9万1千人となっている。指導区分の構成割合をみると、「要精検者」は「歯周疾患検診」で75.8%、「骨粗鬆症検診」で2.8%となっている。市区町村における2004年度の検診実施率は、「歯周疾患検診」43.9%、「骨粗鬆症検診」61.4%となっており、検診実施率の年次推移をみると、年々上昇している。
2004年度の集団健康教育の実施状況は、開催回数約30万6千回、参加延人員約817万6千人となっている。内容別にみると、開催回数、参加延人員ともに、「一般」が最も多くなっている。
2004年度の健康相談の被指導延人員は、「病態別」が約68万2千人、「高血圧」が約44万4千人となっている。また、被指導延人員を年次別にみると、いずれも減少傾向となっている。
2004年度の「A型(基本型)」の機能訓練実施施設数は2,307か所、被指導延人員は約86万4千人、「B型(地域参加型)」6,858か所、約133万2千人となっている。機能訓練実施施設数の年次推移をみると、2000年度以降、「B型(地域参加型)」は増加し、いっぽう、「A型(基本型)」は減少している。
2004年度の被訪問指導実人員を指導内容ごとに年齢階級別の構成割合をみると、「要指導者等」は「40〜64歳」「70歳以上」に多く、「個別健康教育対象者」は「40〜64歳」に多くなっている。また、それ以外の訪問指導内容については「70歳以上」の割合が多くなっている。
2004年度の市区町村のがん検診受診率の分布をみると、「肺がん」は受診率の高い市区町村が多く、いっぽう、「子宮がん」「乳がん」は低い市区町村が多い。
2004年度のがん検診受診率を市郡別にみると、「政令市14大都市」はすべてのがん検診において全国平均より低く、「郡部」はすべてのがん検診において全国平均より高くなっている。
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