株式会社パソナは、団塊の世代の“セカンドライフ“と“セカンドキャリア“に関する意識を調査した。
「定年退職後も現在の会社で働きたいですか」との問いに「はい」と答えた人はわずか12.8%に留まり、53.2%の人が「いいえ」と答えた。「改正高齢者雇用安定法」の施行により、企業にも雇用延長が義務付けられるようになったが、定年後も引き続き同じ会社で働きたいと考える人は意外に少なかった。「いいえ」と答えた人に理由を尋ねたところ、「新しいことにチャレンジしたい」「後進に道を譲るため」、「働く場所を変えたい」などの意見が多かった。
「定年後に希望する就業形態」を尋ねたところ、「正社員」は13.2%に留まり、「契約社員」(25.0%)、「フリーランス・個人事業主」(23.5%)、「独立・起業」(18.4%)、「派遣社員」(8.8%)と続き、組織に縛られることなく、自分のスキルや経験を頼りに、自律的に働こうとする姿勢がうかがえる。
「定年後の人生を幸せに生きるために必要なもの・大切なものは何だと思いますか」との問いには、「健康・気力・体力」(30.7%)がトップに挙げられ、「夢・志・希望・目標」、「趣味」、「社会貢献」など“生きがい“につながるものが約30%とトップとほぼ同数となり、それに「家族、友人・仲間」が続いた。日本のキャリア世代は、人生80年時代を幸せに生きるために必要なものは、「健康」と「生きがい」と「家族・仲間」であると考えていることがうかがえる。
すでに、定年退職後の計画や目標のある人とない人が約半数ずつに分かれた。具体的な計画や目標としては、ほぼ3人にひとりの割合で「仕事を続ける」(30.3%)と答え、それに「社会貢献活動・地域貢献活動」(20.8%)、「趣味や旅行を楽しむ」(15.6%)、「海外・田舎暮らし」(14.6%)と続いた。このことから、趣味などでリタイア生活をエンジョイしようとする人よりも、引き続き社会的に現役であろうとする人が多いことがうかがえる。
「いつまで働きたいですか」との問いには、「気力・体力が続く限り」が47.8%と半数近くを占め、「年金支給開始まで」が23.0%でそれに続いた。仕事を続けたいと考える人のうち70%強は、期限の限りなく働きたいと考えており、働き続けることへの強いこだわりがうかがえる。
「定年後も働くことを希望する理由」を尋ねたところ、「社会的に現役でいたい」(20.8%)、「社会に貢献したい」(20.0%)などの回答が約40%となり、「キャリアやスキルを生かしたい」(13.0%)、「働くことが生きがい」(6.9%)などが約20%と続いた。キャリア世代にとって、社会的に現役であることや、仕事などを通じた自己実現などが、生きる上でより大きな意味を持つことが読み取れる。
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