東急不動産は、これまでに高齢者住宅事業の運営会社「株式会社イーライフデザイン」を2003年3月に設立し同事業分野に参入、2004年には東急田園都市線のあざみ野エリアにおいてその第一弾となる健常高齢者向け住宅「グランクレールあざみ野」と提携介護施設となる「グランケアあざみ野」の両施設を開業した。今回、その第二弾プロジェクトとして東急田園都市線「藤が丘」駅徒歩2分の立地に「グランクレール藤が丘」を事業化、4月21日(金)にモデルルームをオープンする。開業については今年8月10日を予定している。
同施設は、土地所有者が建設する建物を、同社が借り受けて介護付有料老人ホームとして経営するもので、本施設の運営ならびに販売は株式会社イーライフデザインが担当する。全居室128室中、80室を健常高齢者向け住戸(シニアレジデンス)、残り48室を介護付き住戸(ケアレジデンス)とする複合型の施設で、プライバシーとオペレーションの観点から施設内の生活エリア(生活導線)をレジデンスタイプごとに区分している。
シニアレジデンスは、間取り1R〜2LDKで入居者のライフスタイルに対応した17タイプのプランバリエーションを用意。診療や健康チェックを行なうクリニック、栄養管理されたメニューを提供するレストラン、ゆったりとくつろげる露天風呂付の浴室、多目的ホールといった共用施設を配備している。また、第一号施設(あざみ野)の経験を踏まえ、新たに専用のAVルームや入居者間のコミュケーションスペースを施設の各所に設けている。
ケアレジデンスは、従来の18平方メートルタイプに加え、夫婦で入居できる住宅ニーズや広い部屋で介護を受けたいといったニーズに対応した36平方メートルの住戸タイプとショートステイ用の居室を新たに用意する。さらにプライバシーの観点から、「全室個室プラン」や、介護保険基準を上回るケアスタッフ、「24時間看護師常駐」といった手厚い介護体制を整える。さらに併設するクリニックには医療法人「城見会」が入居予定で、周辺の医療施設との医療支援体制を構築する。なお、ケアレジデンスは、新規の要介護者の受け入れとシニアレジデンス入居者の要介護時の移行先としての役割も持たせる。
入居時一括払いの終身利用プランに加えて、月額払いプランを新たに導入し、入居年齢別の料金設定とし、年齢による負担の不公平感を無くす。例えば、シニアレジデンス南向き3階の310号室(1LDK・55.22平方メートル)の料金は、終身利用プランの場合、入居時年齢75歳の人で約5,020万円、80歳の人では約4,304万円になる。月額払いプランの場合は、年齢に拘らず、入居時に1,200万円を支払ってもらい、月々19万9千円を支払ってもらうプランとなっている。
また、新たに住替え制度を導入。これにより、入居者の加齢やライフスタイルの変化に応じて、同一施設内での移り住みや異なる施設間での住替えが可能となる。この月額払いプラン、年齢別の価格設定、住替え制度をあわせて導入した有料老人ホームは、国内では同施設が初めてとなる。
同社では、今後の展開についても、東急田園都市線の沿線など街の成熟化に伴い世帯の高齢化が進む都心近郊を中心に施設展開を図っていく方針。
「グランクレール藤が丘」外観イメージ

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