マイクロソフト株式会社は、NPO(市民活動団体)におけるデジタルデバイド(情報格差)解消に向けた支援策「NPO-J」を新たに開始する。具体的には、従来より展開してきた「マイクロソフトNPO支援プログラム」の拡充に加えて、新たに3つの取り組みを年内に順次開始するというもの。
位置付けとしては、ITスキルの習得に「デジタルリテラシーカリキュラム」、IT活用の啓発に「NPO
Day」、IT活用の促進に「NPOパートナーシッププログラム」、IT活用の拡充に「マイクロソフトNPO支援プログラム」を設定する。
同社では、「デジタルデバイドの解消」への貢献に関する企業市民活動の取り組みを拡大しており、これらの活動を通し、NPOなどの市民活動団体がより積極的にITを活用するための啓発活動と基盤整備を行うことで、NPOの経営革新を促進し、NPOが取り組むさまざまな社会的課題解決の加速を支援する。
「デジタルリテラシーカリキュラム」は、基礎的なITスキルを習得したいNPOを対象に、文書作成、表計算、プレゼンテーションなどの基礎的なITスキルをオンライン上で、あるいはオンラインからダウンロードしたテキストを活用して学習する無償のオンラインカリキュラムプログラムとする。年内にマイクロソフトのホームページにおいて、日本語版カリキュラムの提供を開始する予定。
「NPO Day」は、ITの実践的な活用を理解したいNPOを対象に、シーズ=市民活動を支える制度をつくる会、特定非営利活動法人日本NPOセンターと複数のNPO団体の協力により、NPOの活動に役立つ実用的なIT活用のノウハウを提案するマイクロソフト主催のスキルアップイベントとして開催。企業によるNPO支援のための総合的なスキルアップイベントの開催は、日本初の試みになる。今年が第1回となり、1年に1度実施する予定。2006年4月に東京で開催されるNPO
Dayには、マイクロソフトコーポレーション会長兼チーフソフトウェアアーキテクトのビルゲイツが特別講演を行い、6月に福岡、大阪で開催する予定となっている。
「NPOパートナーシッププログラム」は、経営にITを活用するための実践的なツールが必要なNPOを対象に、ITの活用による会員、会計、イベントなどの管理の生産性を向上できるよう、NPOのニーズにあわせたオリジナルITツールやMicrosoft
Office製品を活用したテンプレートを開発し、新たに開設するNPO向けのポータルサイトを通じて提供するプログラム。シーズと共同で、複数のNPOとのパートナーシップにより、開発を行う。実用的なITツールの開発に向けて、NPO向けスキルアップイベントの「NPO
Day」においてITツールの一部を公開し、参加したNPOのフィードバックを反映させ、マイクロソフトのホームページを通じて、年内より順次無償でNPOに提供する予定。
今回、従来のプログラムの拡大となる「マイクロソフトNPO支援プログラム」は、すでにITを活用しており、IT活用の拡充や応用により活動を加速化させたいNPOを対象に、NPOを対象とした公募型助成金プログラムとして提供する。ITを活用した活動をさらに拡充するための資金やIT基盤整備に向けたマイクロソフトのソフトウェア製品の提供、社員ボランティアによるIT相談を行う。2002年より過去4回にわたり実施しており、総額約8000万円を合計31団体に助成している。ITを活用しているNPOの活動支援の拡大に向けて、2006年度より、助成対象団体を拡充する予定。なお第5回のプログラムの公募開始は今年秋を予定している。
IT活用によるNPOの経営革新を支援するNPO-J

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