東京都は、認知症高齢者グループホームの緊急整備補助制度を2008年度まで継続することから「認知症高齢者グループホーム整備費補助制度の説明会」を開催する。
都では、認知症高齢者が家庭的な環境と地域住民との交流のもとで暮らしていけるよう、2004年度から「認知症高齢者グループホーム緊急整備3か年事業」を実施してきたが、グループホームの増設に向け、2008年度まで同事業を2年間継続することとした。2006年度からは新たに、認知症対応型デイサービスセンターを併設するグループホームに対して加算補助を実施する。
説明会は、2006年5月30日(火)第1回10時〜12時、第2回14時〜16時に、東京都議会議事堂1階都民ホール(新宿区西新宿2-8-1)にて開催する。第1回、第2回とも同じ内容となっており、対象者は、グループホーム事業者、オーナー(土地所有者等)などでグループホーム事業に関心のある人とする。
「認知症高齢者グループホーム緊急整備(新)3か年事業」の概要は、整備率が0.23%未満で「重点的緊急整備地域」として都が指定した地域の補助率を1/4から1/2に引き上げることと、整備率が0.23%未満の地域において、区市町村が地域の実情に応じ独自の整備費補助を行う場合、区市町村補助額の1/2を都が補助するというもの。2006年4月末の定員3,017人分から、2008年度までに5,600人分の実現を目指す。
新規に実施する「認知症対応型デイサービスセンター併設加算」は、認知症対応型デイサービスセンターを併設するグループホームへの加算補助を実施し、地域の認知症ケアの拠点機能を強化するもの。
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