株式会社明電舎100%出資子会社の明電ソフトウエア株式会社は、財団法人テクノエイド協会の支援を受けて、静岡県立こども病院、静岡県静岡工業技術センターと共同で開発した重度障害者のための意志伝達装置「ハートアシスト」を発売した。
「ハートアシスト」は、脳性麻痺・筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの難病・脳卒中などにより両手と言語機能が不自由な人々を、「視覚シンボルや登録文章により意志伝達を支援する装置」として開発したもの。携帯情報端末(PDA)で稼動するのでコンパクト・軽量で、車いす等による移動時にも利用できる。
重度障害者向けの入力装置である市販の接点スイッチとPDAの接続器(インターフェース)を開発付加し、接点スイッチで操作できるような操作性とすることで、重度障害者も利用できる。
また、成人や高齢障害者(寝たきり高齢者など)の行動分析を行い、その中で主に使用する言葉の絵シンボルとそれに対応する音声を標準搭載することで、成人や高齢障害者、重度障害者(身体介護等)にも利用できる。
「ハートアシスト」の操作は、画面上の選択枠が自動的に移動し、目的の位置に着いた時に接点スイッチを押すことで選択・発声する、いわゆるオートスキャン方式で、「コミュニケーション」「ことば呼び出し」「50音文字入力」の3つの機能から構成される。
「コミュニケーション」機能では、日常的に使用する単語のイラストを、あいさつや健康、感情などグループ(カテゴリ)に分類し、それを選択・発声することで意志伝達を行なう。
「ことば呼び出し」機能では、医療機関や施設等で使用頻度の高い文章を、環境制御・身体介助などのグループ(カテゴリ)に分類し、それを選択・発声することで文字入力なしでも意志伝達を行なうことができる。
「50音文字入力」機能では、オリジナルな文章や言葉を50音文字から選択・発声することで意志伝達を行なう。また、使い勝手を向上させるための「単位」や「あいづち(へぇーなど)」も使用できる。作成した文章や言葉は、登録し、「ことば呼び出し」から呼び出して使用することができる。
ハートアシスト

「ハートアシスト」の機能

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