内閣府は、「少子化社会に関する国際意識調査」として、日本、韓国、アメリカ、フランス、スウェーデンの5か国の国民の意識とその変化を調査した。
調査対象者は、20歳から49歳までの男女で、結婚しているかどうか聞いたところ、日本では、「結婚している(現在、配偶者あり)」が68.3%を占めている。各国比較でみると、「結婚している(現在、配偶者あり)」の割合は、日本以外では、韓国(64.4%)が高い。アメリカ(30.9%)、スウェーデン(29.4%)では、「結婚していないが、同棲(特定の相手と結婚の届け出なしで一緒に生活すること)している」の割合が30%前後となっている。「結婚している」と「同棲している」をあわせると、各国ともほぼ同じ割合となる。
自分の子どもをもつことに対して、どのように考えているか聞いたところ、日本では、「子どもをもつことは自然なことである」(68.5%)が最も高く、次いで「子(59.7どもがいると生活が楽しく豊かになる」%)が続いている。
各国比較でみると、アメリカ、フランスでは、日本同様「子どもをもつことは自然なことである」が最も高く、「子どもがいると生活が楽しく豊かになる」が2番目に高くなっている。
韓国でも、「子どもをもつことは自然なことである」が最も高くなっているが、2番目に高い項目は、「子どもは夫婦関係を安定させる」だった。また、スウェーデンでは「子どもがいると生活が楽しく豊かになる」が最も高く、次いで「子どもをもつことは自然なことである」の順となっている。
子育てに楽しさを感じるときが多いか、それとも辛さを感じるときが多いか聞いたところ、日本では、「楽しさを感じるときの方がかなり多い」(41.0%)と「楽しさを感じるときの方がやや多い」(44.1%)を合わせた「楽しさを感じるときの方が多い」が85.1%と高く、「辛さを感じるときの方がやや多い」(8.3%)と「辛さを感じるときの方がかなり多い」(1.1%)を合わせた「辛さを感じるときの方が多い」(9.3%)を大きく上回っている。各国比較でみると、いずれの国でも「楽しさを感じるときの方が多い」が80%から90%を占めている。
「未婚者の結婚を促進する施策を国が実施すべきである」という考え方について、どう思うか聞いたところ、日本では、「ぜひともそうすべきである」(14.6%)と「どちらかというそうすべきである」(38.1%)を合わせた「そうすべきである」は52.7%を占め、「どちらかというとそうすべきでない」(35.9%)と「絶対にそうすべきでない」(6.2%)を合わせ「そうすべきでない」(42.1%)を上回っている。
各国比較でみると、日本と同じく「そうすべきである」が多いのは韓国(55.1%)のみとなっている。特にスウェーデンでは、「絶対にそうすべきでない」が62.1%を占めている。アメリカとフランスでも、「そうすべきでない」が「そうすべきである」の約2倍となっている。
全体として、現在の生活にどの程度満足しているか聞いたところ、「満足している」(21.9%)と「まあ満足している」(61.2%)を合わせた「満足している」が83.0%と高く、「やや不満だ」(13.2%)と「不満だ」(3.4%)を合わせた「不満だ」(16.6%)を大きく上回っている。各国比較でみても、いずれも日本と同じく「満足している」が「不満だ」を大きく上回っている。
|