社会保険庁は、政府管掌健康保険の2005年度単年度収支決算の概要を公表した。
医療分の収支については、収入面では、1999年度以降減少を続けていた平均標準報酬月額が下げ止まりとなったことと、被保険者数が2004年度から2年連続で増加したこと等により保険料収入が増加し、対前年度比438億円の増加となった。
また、支出面では、老人保健拠出金は減少したものの、医療給付費と退職者給付拠出金の増加等により支出が対前年度比で1,423億円の増加となったことにより、対前年度比で986億円の減少となる1,419億円の黒字となった。
介護分の収支については、単年度では75億円の黒字となり、累積の剰余である事業運営安定資金残高は203億円の黒字となった。
結果、収入7兆4,793億円に対し、支出7兆3,299億円となり、対前年度比で970億円の減少となる1,494億円の黒字となった。単年度黒字決算は、2003年度から3年連続となっている。
なお、2005年度末の事業運営安定資金残高は、医療分で3,695億円、介護分で203億円、全体で3,898億円。これは、対前年度比で1,607億円の改善。3年連続の黒字決算となり、事業運営安定資金残高も増加したが、前年度と比べ黒字幅は減少しており、また2006年度には単年度収支見込みが赤字(全体で▲584億円)となること等から、依然として予断を許さない状況となっている。
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