三菱自動車は、9月27日(水)から29日(金)まで東京国際展示場(東京ビッグサイト)東展示ホールで開催される、第33回国際福祉機器展に、同社の福祉車両「ハーティーラン」シリーズとして、参考出品車「eKワゴン助手席ムービングシート仕様車」「i(アイ)助手席回転シート仕様車」や、運転補助装置(手動運転装置)を装着した「トライトン(アジアクロスカントリーラリー2006出場車)」など、計6台を出展する。会場内の同社ブースでは、展示車によるデモンストレーションにより、「ハーティーラン」シリーズの実際の使い勝手を体験することができる。
助手席ムービングシート仕様車「eKワゴン」は、助手席シートがスイッチ操作により電動で回転し、さらに車外へスライドダウンすることにより、シートと地面との距離を縮め、乗り降りを容易にしている。なお、9月13日発売の新型「eKワゴン」の一部を除く全グレードに、助手席ムービングシート仕様を設定。ヒンジドア車は10月、電動スライドドア車は12月から発売を予定している。
助手席回転シート仕様車「i(アイ)」は、簡単なレバー操作で助手席が回転することにより、安全でスムーズな乗り降りをサポートする。なお、「i(アイ)」の一部を除く全グレードに助手席回転シート仕様を新たに設定し、10月に発売する予定。また、新型「eKワゴン」にも全グレードに助手席回転シート仕様を設定し、ヒンジドア車は10月、電動スライドドア車は12月から発売する予定。
セルフトランスポート仕様車「ランサーワゴン」は、車いす収納装置やバリアフリーシートにより、車いすを利用者が自身でクルマを運転できるようサポートする。「ランサーワゴン」同仕様車では、右リヤドアのスライド開閉から、車いすの折りたたみと後席スペースへの収納までをリモコンで操作できる車いす収納装置を後席に装備している。また、運転席には、電動リクライニング、前後電動スライド、中折れ式シートバックなど、運転中の姿勢を安定させる機能を備えたバリアフリーシートを設定。車いすから運転席への乗り降りをサポートする可倒式サイドサポートも装備している。
車いす仕様車(ニールダウン式/テールゲートリフト式)「タウンボックス、ミニキャブ」は、車いすに乗ったままでの車内への乗り降りを可能としている。ニールダウン式は、車両後部に収納された折りたたみ式のスロープを引き出して、乗り降りするタイプ。テールゲートを開け、リヤバンパーを開くと自動的に車両後部が下がり、地上高が低下するニールダウン機構により、スロープの勾配がゆるやかになり、車いすでの乗降を容易にする。また、テールゲートリフト式は、車両後部に収納された電動リフトを使って、乗り降りするタイプ。昇降能力200kgのパワフルなリフトを、リモコンスイッチにて操作することが可能で、リフトは折りたたみ式の採用により、走行時の後方視界を確保している。
運転補助装置「トライトン(ラリー仕様)」は、「ハーティーラン」には、手動運転装置(アクセル・ブレーキを手元のレバーで操作可能)やステアリングホイール用ノブなど、各種の運転補助装置をラインナップ。下肢の不自由な人の運転をサポートする。今回は、「アジアクロスカントリーラリー2006(8月6日〜12日、タイ〜ラオス〜タイ)」に出場した、稲葉衞(H.D.C.代表)/田中美彦/高塚清之選手組の「トライトン(ラリー仕様)」を展示する。同車両は、ラリーのための各種装備に加えて、手動運転装置などの運転補助装置を装着し、総走行距離2,513kmを走破して、初出場で総合32位完走を果たした。H.D.C.(ハンディ・ドライバーズ・クラブ)は、1985年に代表の稲葉氏と有志によって、身障者ドライバーの運転技術向上と社会的な認知、確立を目指して結成されたクラブ。
同社では、1991年より福祉車両「ハーティーラン」シリーズの販売を開始した。現在、車いす仕様、乗降補助仕様、運転補助仕様など、乗る人にあわせた様々な車種・タイプをラインアップしている。また、常設展示場として「三菱バリアフリーラウンジ多摩」「三菱バリアフリーラウンジ大阪」を設けているほか、各地での福祉展示会へ積極的に出展するなど、「ハーティーラン」を実際に確認してもらえる機会を広げている。
eKワゴン 助手席ムービングシート仕様車

トライトン ラリー仕様車(運転補助装置付)

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