スズキ株式会社は、ハンドル操作型の電動車いす「セニアカー」に、燃料電池を搭載した「MIO」を開発し、現在開催されている「第33回国際福祉機器展H.C.R.2006」(会場:東京ビッグサイト)に参考出品した。
燃料電池セニアカー「MIO」は、従来の鉛蓄電池に代わり、小型かつ軽量のダイレクトメタノール型燃料電池と、補助バッテリーである大容量のリチウムイオン電池を搭載した電動車いすで、液体燃料を使用する燃料電池で発電し、モーター駆動により走行する。
これまでの家庭用電源などからの充電を必要とした鉛蓄電池搭載のセニアカーとは異なり、液体燃料を充填する燃料電池ユニットの搭載により、利便性を向上させるとともに、連続走行距離を大幅に伸ばした。メタノール水溶液一回の充填(4L)で40km以上の長距離走行が可能となっている。
車体設計としては安定感のある車体に、ボディーガードを兼ねた大型アームレストを採用。バーハンドルの両端には、球形ノブを採用した新型ハンドルを採用し、大きく曲がるときに手首への負担を減らし、ハンドル操作をしやすくした。
また、スプリング効果のあるメッシュタイプ生地のシートを採用し、クッション性・通気性を向上させ、乗り心地や快適性を高めたほか、大型液晶パネルを採用し、燃料の残量や発電状態などを読み取りやすくする工夫も行った。
同社が、今回の国際福祉機器展に展示している福祉車両、電動車両は、福祉車両がエブリイ車いす移動車(補助シート付)とワゴンR車いす移動車(リヤシート付)の2タイプ。電動車両が、セニアカー「ET4D」、タウンカート、モーターチェア、カインドチェア、ジョイモービルの5タイプとなっている。
MIO(ミオ)

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