積水化学工業株式会社住宅カンパニーは、2004年4月より推進している同社「オアシス事業」の新しい展開軸として11月19日より、高齢者賃貸集合住宅商品「ハーベストメントIP(アイピー)」を発売する。
オアシス事業は「高齢者がいきいきと暮らせるように、高齢者一人ひとりの自立を促す社会環境と住環境を整備する」ことを事業理念とし、名古屋市瑞穂区での総合ケアセンター事業(セキスイオアシス株式会社)を中心に、介護設備事業、高齢者施設・住宅建設事業の3つの柱で展開している。
今回の「ハーベストメントIP」は、このセキスイオアシス社を中心とするオアシス事業のノウハウに同社が主体となって運営・開催している「ジェロントロジー研究会」の成果を加えて企画。高齢者賃貸集合住宅は「低層(2階建)」「内廊下式」「少世帯(10世帯前後)」が理想的で最適であることを提唱するもの。
建物はシンプルな機能美をもつセキスイハイム「パルフェJX」がベース。戸建住宅風の演出で「施設イメージ」「アパートイメージ」を払拭。セキスイハイムの持つ高い居住性に加え、プランニングには「自立支援」と「終の棲家」を実現するための様々なノウハウが盛り込まれている。
たとえば、共用部のラウンジとテラススペースは入居者同士のコミュニティ形成を促すとともに外出意欲、活動意欲を喚起する。また住戸内には脱衣室を中心に浴室、洗面、トイレ等の水回り設備を一直線の動線でまとめる「サニタリーコア」を設置し、健常なときも介護が必要な状態になったときも自立した生活を継続できるよう配慮している。
一般賃貸住宅と同様に完全独立住戸でプライバシーは確保しつつも、「内廊下」「ラウンジ」「テラススペース」といった演出でコミュニティ形成を促進、「ゆるやかな共生生活」を提供する。
管理人として「暮らしコーディネーター」を配置し、入居者からの相談業務や日常生活のサポート業務を担う。介護サービスは提供しないが、地域の医療機関や介護事業者の情報提供を行い、入居者の自立した生活をアシストする。また、セキスイオアシス社監修の教育プログラムで「暮らしコーディネーター」の業務スキルを標準化する。
「ハーベストメントIP」は医療機関、スーパー、商店街、公園等の高齢者の住環境に適した生活圏域を立地イメージとしている。表面利回りは立地によっては一般アパートを下回ることも想定されるが、入居者の「終の棲家」を目指すことから入居期間は一般アパートより長く、空室リスクが少ないとともに、現状高齢者賃貸集合住宅の供給があまりないことから、長期安定経営が望めるものとなっている。また施主(地主)に対し建物の設計、施工、アフターサービス、サブリース、家賃保証、入居募集など賃貸経営に必要とされる業務の全面的なサポートを行う。
国や自治体も高齢者の住替えと高齢者住宅の供給を推進しているが、「ハーベストメントIP」は「適合高齢者専用賃貸住宅」にも対応しており、特定施設入居者生活介護の指定を受けることも可能となっている。
ハーベストメントIPの外観

モデルプラン1階部分

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