東京都は、永年にわたって福祉の現場で地道に汗を流して仕事をしてきた人、ボランティア活動や福祉のまちづくりの推進に功績のあった人など合わせて27個人・団体に知事感謝状を贈る「第55回東京都社会福祉大会」を開催する。贈呈式は、2006年12月21日に、都庁第一庁舎5階大会議場にて行う。
知事感謝状受賞者代表は、三宅島民生児童委員協議会と、三宅島災害・東京ボランティア支援センターで、三宅島民生児童委員協議会は、2000年、三宅島雄山の噴火により、全島民が避難し、4年半に及ぶ避難生活を送るにあたって、島民の安全を守るため、島民への連絡、高齢者・障害者等への援助などに力を尽くした。避難中は様々な生活上の相談にのり、避難解除となってからは、島民と行政とのパイプ役となり援助してきた。現在も高齢者・障害者等の見守り役として地域を回り、安全な生活が続けられるよう、日々活動している。
三宅島災害・東京ボランティア支援センターは、避難生活中は、島民名簿・電話帳の作成、島民連絡会議の開催など「元気づけ」につながる活動をしてきた。2005年に避難指示が解除されてからは、引越しのサポートや降灰の除去などの生活支援に取り組んだ。島民の本格帰島が終了した現在は、島民の見守りと支えあいの拠点である「風の家」を運営している。
福祉のまちづくり功労者に対する知事感謝状受賞者代表は、株式会社みずほ銀行で、高齢社会の進展や障害者の社会参加などの社会状況の変化を背景に、CSR(企業の社会的責任)を果たすため、昨年11月、ハード・ソフト・ハート面における多面的なバリアフリー化を推進する「ハートフルプロジェクト」を立ち上げた。このプロジェクトにより、店舗のバリアフリー化工事や視覚障害者対応ATMの設置、営業店舗の窓口への耳マーク表示板や筆談用ホワイトボードの設置、接客時の注意点をまとめた「みずほハートフルマニュアル」研修ビデオの作成と活用など、さまざまな取組を着実に進めている。
福祉のまちづくり功労者は、経堂商店街振興組合、水田誠氏、ひとにやさしいまちづくりを進める大田区民の会総合学習委員会、立川市立若葉小学校で、経堂商店街振興組合は、地域の高齢者に元気に商店街を利用してもらうため、地域貢献事業の一環として、転倒防止、寝たきり防止を目的とした体操教室「プラチナ元気塾」を開催している。
水田誠氏は、タクシー事業者として多摩地域で初めて福祉タクシーの運行を開始、利用者ニーズと福祉タクシーの空車情報をマッチングさせて配車を行う「東京福祉タクシー総合配車センター」設立など、移動制約者の外出支援に取り組んだ。
ひとにやさしいまちづくりを進める大田区民の会総合学習委員会は、子どもたちが障害者を理解できるよう、障害のある委員会メンバーが講師となって小・中学校の総合的な学習を支援したり、教師用の手引きや小・中学生用リーフレットを作成・配布した。
立川市立若葉小学校は、子どもたちが自ら「ごみごみ探検隊」というまちのごみ拾いを行うボランティアグループを立ち上げ、登校途中に若葉町団地の階段の上り下りなどが困難なお年寄り宅のゴミ出しを週2回行っている。
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