東京都は、地域の障害者等の意向に基づく地域生活を実現するために必要なサービスの、総合的で適切な利用支援等援助技術の習得と、相談支援事業従事者の資質の向上を図る「2006年度東京都相談支援従事者研修」を実施する。
障害者自立支援法の施行に伴い、これまでの障害者ケアマネジメント研修は廃止され、新たに相談支援従事者研修が設けられた。指定相談支援事業所の相談支援専門員業務、指定重度障害者等包括支援事業所のサービス提供責任者業務と指定障害福祉サービス事業所のサービス管理責任者業務に従事するためには、同研修の全課程または一部の課程の受講が要件となる。
研修は、初任者を対象とした研修に併せて実施するため、基礎的な知識の習得を目的とした講義も含まれる。修了証書発行の要件となるのは、講義3日間、演習2日間の計5日間の受講とする。東京都の研修においては、第4日目に当事者講師による「障害者の生活ニーズに関する講義」を設ける。この講義は修了証書発行の要件とはならないが、障害者のニーズを把握する観点からも重要であるので、東京都として受講することを推奨している。参加費は無料。
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