サイボウズ株式会社は、少子高齢化対策の一環として、企業は子育てや介護支援などへの積極的な取り組みが求められていることを受け、仕事と家庭が両立しやすい雇用環境づくりである「ワーク・ライフ・バランス支援を積極的に進め、新人事制度「年功重視型制度」の運用を開始した。
同社では、社員を重視した環境整備に重点を置き、最長6年間休業可能な「育児休業」や「介護休業」、社員が希望した場合に自由に適用可能な「育児短時間勤務」や「介護短時間勤務」などの制度を2006年7月に導入し、推進してきた。最近はこれらの制度を活用する社員も増え、良い成果が出始めているという。このような制度に対する社員の意見なども取り入れ、さらに働きやすい環境の整備を目指し、今回、「年功重視型制度」を導入することとなった。
最近は女性が業務上重要なポジションに就く機会が増え、男性は家庭での役割が増しつつある。このような社会的変化により、企業では社員の仕事と家庭の両立を支援する環境整備が求められている。今まで同社では、多くの会社が行うように、個人の成果を評価する人事制度「成果重視型制度」を導入し、個人と会社の成長を推進してきた。しかし、社員の長い人生における育児や介護を始めとした様々なライフイベントを考えると「成果重視型制度」だけでは働く環境に対する社員の満足度を高めるのは難しいということから、採用での人員確保のためにも、今回、新たに「年功重視型制度」も導入する。
「年功重視型制度」とは、勤務年数や日々の勤怠をもとに社員を評価する人事制度で、基本的に個人の成果は査定しない。「成果重視型制度」ほど、大幅に昇給しないが、勤怠よく真面目に勤務すれば、スムーズに安定して昇給することができる。同様に、賞与についても「成果重視型制度」では会社の業績が関係するいっぽう、「年功重視型制度」では会社の業績は関係なく、社員個人の勤怠評価に連動する。
「成果重視型制度」と「年功重視型制度」を運用することにより、社員は自分達のライフイベントに合わせて自由にこの2つの人事システムを選択することが可能になる。個人や会社の成長のため仕事に熱中したいという社員は「成果重視型制度」を選び、働く時間を制限して家庭やプライベートに時間を費やしたいという社員は「年功重視型制度」を選ぶことが可能となる。
同社では、今回の試みにより、有能な人材を確保し、社員のモチベーションを高め、業績に貢献する高い成果を出すことで企業価値の向上に努めていく。また企業の社会的責任を果たすためこの取組みを強化し、国の推進する少子高齢化対策へも貢献していく方針。
一般企業の人事制度とサイボウズの人事制度の違い(図説)

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