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少子化対策に向けた子供の生活状況調査結果を発表

−厚生労働省、第5回21世紀出生児縦断調査結果の概況−

2007/03/28(Wed.)

大人の青汁
 厚生労働省は、21世紀の初年に出生した子の実態と経年変化の状況を継続的に観察する「21世紀出生児縦断調査」の第5回結果の概況を公表した。調査は、同一客体を長年にわたって追跡調査する縦断調査として、2001年度から実施を始めた承認統計で、少子化対策等厚生労働行政施策の企画立案、実施等のための基礎資料を得ることを目的としたもの。

 調査の対象となっているのは、全国の2001年1月10日から17日の間と7月10日から17日の間に出生した子を対象とし、厚生労働省が人口動態調査の出生票を基に調査客体を抽出した。双子、三つ子についてもそれぞれの子を対象としている。今回は、対象児の年齢が4歳6ヵ月の時点で、それぞれ行った。

 「家族の状況」について、きょうだい構成の変化をみると、第1回調査時(6ヵ月児)に48.8%であった「ひとり」の子が、年を重ねるごとに弟妹が生まれ、第5回調査(4歳6ヵ月)では19.1%に減少し、きょうだいがいる子は80%を超えている。

 ふだんの保育者を第4回調査(3歳6ヵ月)と比較すると、第5回調査で7月生まれも幼稚園(年少)の入園年齢となったことも影響して、「幼稚園の先生」が16.4%から51.2%に大幅に増えたことから、「保育士等・幼稚園の先生」が90%になっている。父母や祖父母の割合に大きな変化はない。

 母が「有職」の割合は、第1回調査の25.0%から、第5回調査の46.8%に増加している。きょうだい構成別に母の就業状況をみると、「有職」の割合は、弟妹のいない「ひとり」(54.3%)、「兄姉のみ」(53.9%)で高くなっている。

 母の就業状況の変化をみると、「常勤」は、第1回調査(15.7%)から第5回調査(15.9%)まで大きな変化はないが、「パート・アルバイト」は、第1回調査(3.8%)から第5回調査(22.2%)まで年々増加している。「有職」の割合は、出産1年前に戻りつつあるが、「常勤」が減少し、「パート・アルバイト」が増加しており、その構成は変化している。第5回調査で「パート・アルバイト」をしている母について、過去の就業状況を振り返ってみると、「無職」が、出産1年前は42.9%、第1回調査では77.4%であった。

 「子どもの生活の状況」についてみると、保育所、幼稚園のいずれかに通っている子は90.2%となっている。そのうち、保育所に通っている子は40.1%、幼稚園に通っている子は51.0%となっている。

 子どもの生活時間をみると、起床時間は午前8時以降が減少、就寝時間は午後10時以降が減少し、起床時間・就寝時間ともに早くなっている。

 子どもの食事時間をみると、朝食時間は「午前7時台」(59.4%)、夕食時間は「午後6時台」(45.2%)が最も多くなっている。食事のようすをみると、「テレビ(ビデオ、DVDを含む)を見ていて食事に集中しないことがある」子は、「いつも」が19.0%、「ときどき」が61.8%となっている。きょうだい構成別にみると、「ひとり」「弟妹のみ」で「いつも」集中しない子の割合が高くなっている。

 また、テレビを見る時間が「3時間以上」の場合も「いつも」集中しない子の割合が高くなっている。きょうだい構成が「ひとり」の場合や、就寝時間が「午後9時以降」の場合に、「いつも」「ときどき」朝食をとらないことがある子の割合が高くなっている。きょうだい構成が「ひとり」の場合は、「いつも」「ときどき」ひとりで朝食をとることがある子の割合や、「いつも」「ときどき」ひとりで夕食をとることがある子の割合が高くなっている。

 生活の状況をみると、ほとんどの子は「排尿」がひとりでできる。性別にみると、「自分からする」「ひとりでできる」子の割合は、ほぼ女児の方が高くなっている。

 テレビ(ビデオ、DVDを含む)を見る時間は、「2〜3時間未満」が34.7%と最も多く、次いで「1〜2時間未満」が29.8%となっている。テレビを見る時間を振り返ってみると、第4回調査と変わらない子は40.7%、長くなった子は25.8%、短くなった子は31.3%となっており、長くなった子より短くなった子の人が多くなっている。

 テレビゲームや携帯型ゲームなどのコンピュータゲームを「する」子は27.9%で、そのうち17.5%が、第4回調査では「しない」子だった。

 習い事をしている子は、38.3%で、そのうち第4回調査から「習い事をしている」子は19.2%となっている。性別に習い事の種類をみると、男児では「水泳」が14.4%、女児では「音楽(ピアノなど)」が14.2%と最も多くなっている。

 この1年間に病院や診療所にかかった病気やけがは「かぜ、咽頭炎、扁桃(腺)炎、気管支炎、肺炎」が78.6%と最も多く、第4回調査と比べると0.6ポイント増、次いで、「う歯(むし歯)」は26.9%で9.0ポイント増、「インフルエンザ」は23.7%で14.3ポイント増となっている。

 遊びについて意識していることは、「子ども同士で遊ばせること」が51.7%と最も多く、次いで「屋外で遊ばせること」(46.6%)、「体を動かす遊びをさせること」(44.9%)が多くなっている。

 父母の喫煙の状況をみると、母は「吸っている」割合が第1回調査の14.8%から第5回調査の17.5%へ増加しているが、父は60.5%から53.5%へ減少している。父母の喫煙の状況の組合せをみると、父母のいずれかが吸っている割合は55.6%となっている。組合せ別に喫煙のしかたをみると、「子どもに煙を吸わせないようにしている」割合は、父母ともに60%以上と高く、「子どもが見ているところでは吸わないようにしている」割合は、父より母の人が高くなっている。

 平日に子どもと一緒に過ごしている時間をみると、母は「6時間以上」が54.0%となっている。父は「2〜4時間未満」が28.7%、「1〜2時間未満」が23.5%、「30分未満」が21.2%となっている。第2回調査(1歳6ヵ月)と比較すると、母は「6時間以上」が74.6%から54.0%に減少し、父は2時間以上の階級で減少、2時間未満の階級で増加している。休日に子どもと一緒に過ごしている時間は、父母ともに大きな変化はみられない。

 子どもを育てていてよかったと思うことをみると、「子どもの成長によろこびを感じる」が81.6%と第3回調査から引き続き最も高くなっている。

 きょうだい構成別に子どもを育てていてよかったと思うことをみると、いずれも「子どもの成長によろこびを感じる」がおおむね80%と高く、きょうだいがいる場合では「兄弟姉妹どうしのふれあいがあって楽しい」も高くなっている。父の休日の子どもと一緒に過ごしている時間別にみると、「6時間以上」の人がよかったと思う割合がいずれも高くなっている。

 子どもを育てていて負担に思うことや悩みをみると、「自分の自由な時間が持てない」(42.5%)が最も多く、次いで「子育てで出費がかさむ」(34.7%)、「気持ちに余裕をもって子どもに接することができない」(26.8%)、「子育てによる身体の疲れが大きい」(24.4%)が多い。

 第4回調査からの変化をみると、「子育てによる身体の疲れが大きい」は、第4回調査で「負担に思う」と回答した者(30.8%)の半数近く(14.9%)が、第5回調査では「負担に思わない」となっており、「負担に思う」人の割合は、6.4ポイント低下している。「自分の自由な時間が持てない」も同様の傾向となっている。いっぽう、「子育てで出費がかさむ」、「気持ちに余裕をもって子どもに接することができない」では、第5回調査で新たに「負担に思う」と回答した人が増え、「負担に思う」人の割合は増加している。


 父の平日の子どもと一緒に過ごしている時間別に主な子どもを育てていて負担に思うことや悩みをみると、一緒に過ごす時間が長くなるほど、「負担に思う」人の割合がおおむね低下している。特に「子育てによる身体の疲れが大きい」「配偶者が育児に参加してくれない」「気持ちに余裕をもって子どもに接することができない」は、差が生じている。

 子育て費用を「負担に思う」と回答した者は66.4%で、そのうち「大変負担に思う」は17.5%、「やや負担に思う」は48.9%となっている。負担に思う子育て費用をみると、「保育所や幼稚園にかかる費用」が80.7%と最も多く、次いで「衣類(くつを含む)にかかる費用」(39.7%)、「医療費」(32.5%)となっている。また、1ヵ月間にかかった子育て費用の変化をみると、増加傾向にあった。


厚生労働省概要
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2006年の出生数が前年比で2万3000人増加−厚生労働省、「2006年人口動態統計の年間推計」を公表−

2007/02/09
少子高齢化関連、出産・不妊治療についての意見募集結果を公表−内閣府、「出産育児一時金など、出産時の経済的負担について」「不妊治療について」−

2007/01/09
東京都の出生統計、35〜44歳の母の出産数増加で晩産化傾向−東京都、「2005年東京都人口動態統計年報」−

2006/10/13
女性有業率と合計特殊出生率から見た少子化構造を明らかに−内閣府、「少子化と男女共同参画に関する社会環境の国内分析報告書」−

2006/10/03
少子化が進む原因は「経済的な余裕が無い」「教育費・養育費が高い」−インターワイヤードのDIMSDRIVE、「少子化」に関する調査結果を発表−

2006/07/26
「未婚者の結婚を促進する施策を国が実施すべきである」日本と韓国のみが賛成−内閣府、「少子化社会に関する国際意識調査」−

2006/07/19
65歳以上人口は3.7%上昇し、総人口比21.0%に−総務省、「2005年国勢調査抽出速報集計結果の概要」−

2006/06/16
2005年の出生数は前年比4万8千人減少−厚生労働省、2005年「人口動態統計月報年計(概数)の概況」−

2006/04/07
「成年後見人になってみたい」約40%−東京都、インターネット福祉改革モニター「第6回アンケート結果」−

2006/01/10
2005年の出生数は106万7000人、前年比4万4000人減−厚生労働省、「2005年人口動態統計の年間推計」−

2005/10/12
2004年の出生数、前年比で1万2889人減少−厚生労働省、2004年人口動態統計(確定数)の概況−

2005/08/22
日本人の平均寿命、男は78.64年、女は85.59年−厚生労働省、「2004年簡易生命表」−

2005/02/28
「幼保一元化」待機児童数削減対策としては46%の人が効果を期待−野村総合研究所、「少子化対策と幼保一元化」に関するアンケート調査結果を発表−

2005/01/05
2004年の人口動態「出生減、死亡増、婚姻減」−厚生労働省、「2004年人口動態統計の年間推計」−

2004/12/10
1990年以来13年ぶりに離婚件数が減少−厚生労働省、2003年人口動態統計(確定数)の概況を公表−

2004/11/22
少子化に関する意識について物質面や価値観、精神的な満足感などを分析−厚生労働省、「少子化に関する意識調査研究」−

2004/06/14
出生数112万4千人で対前年3万人減少、死亡数101万5千人で戦後2度目の100万人超−厚生労働省、「2003年人口動態統計月報年計(概数)」−

2003/11/12
出生数、死亡数など、少子高齢化傾向明らかに−厚生労働省、「2002年人口動態統計の概況」−

2003/10/31
2025年の65歳以上世帯数は全体の3世帯に1世帯に−国立社会保障・人口問題研究所、「日本の世帯数の将来推計」−

2003/10/09
「超高齢社会に関心がある」85.6%、「介護保険制度を知っている」56.1%−内閣府、「高齢者介護に関する世論調査」−

2003/07/14
平均寿命、男性は78.32歳、女性は85.23歳−厚生労働省、「2002年簡易生命表」−

2003/04/11
外国人を含む日本における人口動態統計を公表−厚生労働省、「人口動態統計特殊報告」−

2003/01/17
未(ひつじ)年生まれは1001万人、うち72歳になる年男、年女は129万人−総務省、2003年1月1日現在の推計より−

2003/01/06
2002年の人口動態年間推計、出生率低く死亡率は増加傾向−厚生労働省、「2002年人口動態統計の年間推計」−

2002/12/19
都道府県別平均寿命、男は長野県が78.90年、女は沖縄県が86.01年が一位−厚生労働省、2000年都道府県別生命表の概況−

2002/09/04
平均寿命、男性78.07・女性84.93、前年比0.3年の伸び−厚生労働省、「2001年簡易生命表」−

2002/06/14
2001年人口動態統計月報年計(概数)の概況−厚生労働省、出生・自然増加・死産数は減少、死亡数は増加−

2002/03/22
少子化問題に取り組むため、若い世代で構成する懇談会を設置−厚生労働省、第1回「少子化社会を考える懇談会」を開催−

2002/02/19
寿命中位数、女性の20人に1人は100歳まで生存「第19回生命表」−厚生労働省、過去最高となった平均寿命、男性77.7歳、女性84.6歳−

2002/02/01
日本の人口、あと4年で増加はピークに、2050年には1億60万人まで減少−国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」−

2001/11/07
高齢夫婦世帯は5年で32.5%増加、高齢女性の5.6人に1人は単身者−総務省、2000年国勢調査第1次基本集計結果−

2001/10/12
100歳以上の長寿者のライフスタイルとは−健康・体力づくり事業財団、百寿者調査の結果−

2001/09/17
高齢者の人口2272万人、高い労働力人口比率、家計資産額6562万円−総務省の発表「敬老の日」にちなんで−

2001/08/03
平均寿命、女性は84.62歳、男性は77.64歳−厚生労働省、2000年簡易生命表−

2001/07/02
65歳以上人口と15歳未満人口が初めて逆転−総務省、国勢調査の抽出速報−

2001/05/11
少子化による若年層労働力減少に対応する人材育成戦略−日本経営者団体連盟−

2001/05/07
「こどもの日・こどもの数」27年連続の低下−総務省15歳未満人口推計−

2001/04/04
日本の社会保障システムには長期戦略が必要−国際通貨基金のレポート−

2000/12/08
自宅介護への意識を調査−総理府の「男女共同参画社会に関する世論調査」−

2000/11/20
「少子高齢化の進展と今後のわが国経済社会の展望」を発表−大蔵省の財務総合政策研究所のリポート−

2000/09/20
統計からみた高齢者の姿−総務庁統計局が発表−

2000/08/25
日本人の平均寿命、80.55歳で前年より下回る−厚生省、1999年簡易生命表−

2000/06/19
日本人の平均寿命、2050年には90歳超−米民間人口研究所のマウンテンビュー・リサーチ社−

2000/06/01
2000年版「高齢社会白書」−総務庁長官が閣議で報告−

2000/04/10
2人に1人は高齢者の町−山口県大島郡東和町で高齢化率50%突破−

2000/03/21
高齢者世帯の割合、2020年に30%超−厚生省の国立社会保障・人口問題研究所の推計−

1999/09/18
全国の100歳以上の高齢者−過去最高の1万1000人突破

1999/09/15
65歳以上、6人に1人--総務庁調査より

1999/03/25
65歳以上2000万人超す




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