松下電工株式会社は、安心安全に使用できる、業界最低床クラスの床高さ19.5cmを実現した、高齢者施設向け「ナショナル施設向け電動ケアベッド サンセルフィー」を開発、発売した。
同時に発売した、薄型マットレス「ファイバークッションマットレス-55」と併用すれば、マット上面からでも25cmの低床化を実現する。さらには、壁際に設置しやすく、介護する際には昇降時のスペースをとらない垂直昇降式、ロック付コントローラーなど高齢者施設等での使用面と安全性に配慮した仕様となっている。
近年、電動ケアベッドの仕様において種々の低床タイプが開発されたが、ベッドからの落下時の安全性を考慮すると、ベッド高さはできるだけ低い方が望ましいとの高齢者施設のニーズに対し、現状ではマットレスを含めた高さが30cmを超えるものがほとんどだった。
そこで同社は、ベッドの最低高さ19.5cm、マットレス厚5.5cmと、マットレスを含めた高さ25cmの低床化を実現。施設運営者や利用者にも安心して使用できることを目標とした、「ナショナル施設向け電動ケアベッド サンセルフィー」を開発した。
ベッドからの落下安全性が高まれば、落下防止のためのサイドガードが不要となり、介護保険制度の身体拘束廃止未実施減算を考慮する必要がなくなるほか、サイドガードによる利用者の心理的な圧迫感も軽減される。また、衛生面にも配慮した仕様となっており、利用者が快適な環境で使用できる施設向け電動ケアベッドとした。
最低床高さ19.5cmの低床設計は、万一の落下時の衝撃がより少ないベッド高さであると同時に、身長の低い人でも、かかとをしっかりと着けた安定したベッドでの座位姿勢がとれる。安定した座位姿勢保持が立ち上がりのしやすさにつながり、自立支援の第一歩となる。
また、ベッドが垂直に昇降するので、昇降時も安定した座位姿勢が保てる。ベッド昇降時に、周囲の物との距離的な位置関係が変化しないので、ベッド昇降のための余分なスペースを取る必要がなく、効率よく居室が使用できる。スロースタート・ストップ機能を搭載し、利用者にやさしいベッド動作になっている。
コントローラーは人間工学に基づいた片手でも持ちやすいサイズにした。また、ロックボタン付で、万一の誤作動を防止する。使用していない別売オプション取り付け穴には、保護キャップを取り付け、万一の事故防止に配慮している。
背・ひざ部の動作にはフリーホイール(自重落下)式を採用。メッシュボトム(床面)の背・ひざ部はボトムの自重で下がるフリーホイール構造は、万一、背・ひざ部の下降動作中にボトムとベッドフレームの間に手や体などを挟んでも、モーターによる強制的な力が加わらず、安全性を高めている。
オプションとして、利用者に応じた安全性向上のためのサイドガードL用カバーや、すき間スペーサなども品揃えしている。
衛生面では、介護ベッド本体のフレームからサイドガードまで、抗菌粉体塗装仕上げとし、ベッドの清潔さを保つ。また、メッシュボトムなので、マットレスを湿気の少ない清潔で快適な状態に保ち、床ずれしにくくする。
生活防水設計を採用しており、モーターや電源ボックスに飲み物をこぼしたり失禁した場合でも、安全が確保できるよう電気まわり(モーター、電源ボックス、コントローラー)は生活防止仕様(IP54)となっている。デザイン面では、幅広い居室に調和するミディアム色の木調仕上げで、部屋の上質感を演出する。同社では、初年度に1,000台を販売目標としている。
「ナショナル施設向け電動ケアベッド サンセルフィー」と「適合マットレス:ファイバークッションマットレス-55」

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