大王製紙株式会社は、米国P&G(ザ・プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニー)が日本で展開する大人用紙おむつ「アテント」の事業を取得、承継することで同社と合意し、資産売買契約を締結した。譲受金額は公表していない。
P&Gの今回の売却計画は、野村證券株式会社を通じて進められ、売却対象は「アテント」の事業全般で、商標権、生産設備などを含むものだった。アテントは、排泄(失禁)ケアの為の大人用紙おむつに関連した製品で、テープタイプ1種類、パンツタイプ2種類、パッドタイプ3種類の計6種類を展開している。
大王製紙は、「エリエール」ブランドでティシュー・トイレットペーパー等の家庭用紙製品ではトップシェアを得ているが、加えて大人用・ベビー用の紙おむつ、女性用生理用品、各種ウェットワイプ等の加工品分野での強化に取り組んでいる。
今回「アテント」の事業を取得することにより、同社における既存の大人用紙おむつと合わせて市場シェア2位となり、加工品分野のより一層の競争力アップにつなげる。大人用紙おむつ市場は、人口の高齢化を背景に年率5〜10%で成長を続けている。アテント製品は対象小売店の約80%で販売されており、その高いブランド価値を確実に承継し、さらに高めていくことで、最大限のシナジー効果を発揮させていく方針。
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