アマノ株式会社と、アマノタイムビジネス株式会社は、株式会社コネクトテクノロジーズと、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの協力の下で、携帯電話のFOMAとFeliCaカードを使った訪問介護サービス事業者向けの介護時間管理システムを開発し、7月11日から東京ビックサイトで開催される「介護フェア2007」に参考出品する。ICカード読み込み機能搭載GPS対応携帯電話と、時刻認証技術を組み合わせた「訪問介護時間管理システム」は、業界初となる。
出退勤管理端末(ICカードリーダー)に携帯電話をかざすことで、出退勤を管理するシステムはすでに存在しているが、訪問介護サービスや人材派遣などの勤務先が広く分散している就業形態においては、勤務先毎にタイムレコーダー等の専用端末を設置するのは非現実的で、不正困難な状態でかつリアルタイムに就業時刻や勤務先情報を就業管理者が収集することが困難だった。
システムは、これらを実現させ、ヘルパーが携帯電話(NTTドコモのFOMA)を使用して要介護者宅で介護作業の実績データを送信できるものとなっている。
まず、ヘルパーが就業先(要介護者宅)で、介護作業開始時に、介護サービス事業者からあらかじめ介護対象者(要介護者)に配布された専用のFeliCaカードにヘルパーが携帯電話をタッチする。
要介護者宅での作業開始情報は、(いつ)時刻=GPSによる時刻、(どこで)要介護者宅=GPSによる正確な位置情報、(だれが)就業者ID=携帯電話にプリセット、(だれに)要介護者ID=配布IDカード情報、(なにを)携帯電話にプリセットされた身体介護/家事援助等の作業内容が、瞬時にアマノの就業情報収集センター送信される。
介護作業終了時も同様に、要介護者のIDカードに携帯電話をタッチすることにより作業終了情報がアマノ就業情報収集センターに送信される。作業実績レポートは、発行時刻の証明付でアマノ就業情報収集センターから介護サービス事業者に送信される。
介護サービス事業者からあらかじめ要介護者に配布された専用のFeliCaカードをヘルパーが携帯するFOMAにタッチしない限り、操作を進められないので、ヘルパーが不正に介護作業の報告をすることはできず、要介護者宅ではFeliCaカード以外の専用機器を必要としないため、全体的な導入と運用のコストを低く抑えられることも特徴。
就業情報収集センターに集められたデータは、訪問介護サービス事業者、ケア・マネージャーが閲覧し、タイムスタンプと電子署名付きのPDFファイルとCSV形式でレポートをダウンロードする事ができる。
一旦発行された作業実績レポートは非改ざん証明が可能で、訪問介護サービス事業者、ケア・マネージャーとヘルパーがその内容を不正に改ざんすることはできない。
訪問介護サービスの管理体制や介護報酬請求の元となる情報の正当性が問題視されることがあるが、同システムによって介護作業実績情報の正当性や真正性を確保することが可能となる。
アマノとアマノタイムビジネスは、同システムを運用し、ASPサービスとして訪問介護サービス事業者と地方自治体等に提供していく計画。さらに、訪問介護サービスだけでなく、分散型の就業形態に対する就業管理サービスとしても広く展開することを目指す。
また、コネクトテクノロジーズは、同サービス用のおサイフケータイアプリをアマノとアマノタイムビジネスと共同開発。これまでの開発経験とその技術を用いて、FeliCaカードをケータイで読み取り、GPS情報とを組み合わせてセキュアにデータを送信する仕組みを提供する。
仕組み図

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