TOTOは、人工肛門や人工膀胱の保持者であるオストメイトの人が、外出先で便や尿を溜めておくためのストーマ装具(パウチ)を洗浄する等の際に便利な、パブリックトイレ向けの汚物流しセットを、幅860mmと従来よりも240mmコンパクトにした「オストメイト対応トイレパック」を9月25日(火)に新発売する。コンパクトサイズなので、多目的トイレに限らず、一般男女トイレにも設置可能となっている。
「オストメイト対応トイレパック」は、汚物流しとシャワー水栓がパックになった商品で、給排水工事がしやすいように電気温水器をフレーム内にセットした。改修工事が容易で簡単に後付けできる。また、コンパクトサイズの電気温水器内蔵でお湯が使えるので、ストーマ装具(パウチ)の処理が快適に行える。
昨今、パブリックトイレに関する法整備が進んでおり、中でも、2006年12月に施行された、「バリアフリー新法」では、高齢者や子供連れの人、車椅いすの人だけでなく、オストメイトの人への配慮が義務化された。また、「オストメイト対応トイレ設備緊急整備事業(障害者自立支援対策臨時特例交付金)」として、設備費(器具代)の補助制度が設けられた。今回発売の「オストメイト対応トイレパック」は、同法令で定められた基準に適合した商品としている。税込価格は587,580円(側板費・工事費別)。
同社では以前より、オストメイトの人に配慮したパブリックトイレ商品として、汚物流しの設置提案や、既存の便器に取り付けられる水栓金具「パウチ・しびん洗浄水栓」の発売など、オストメイトの人が安心して外出できる空間提案・開発を行ってきた。
オストメイトの人は排せつ物を処理する際、ストーマ装具(パウチ)等を洗うための「お湯」「水石けん」、腹部を洗うための「シャワー金具」、ものを拭くための「紙巻器」等様々な機器が必要となる。しかし、全てを設置するには広い場所が必要となり、設置できる場所も限られていた。
今回発売する「オストメイト対応トイレパック」は、幅860mmというコンパクト設計の中に、オストメイトの人に必要な機器を搭載し、さらにコンパクトサイズの電気温水器を本体フレーム内に内蔵している。ユニバーサルデザイン研究所のユーザー検証の結果、オストメイトの人に配慮した、すっきりとしたトイレ空間が実現でき、快適に排泄物を処理できるものとした。
より狭い空間にも設置できるよう、オストメイトの人に必要な機能は盛り込みつつ、幅860mm(従来品は幅1100mm)というコンパクト設計を実現した。バリアフリー新法で求められる、オストメイト配慮も実現可能となっている。また、左右違いで設置位置が選べるLタイプとRタイプを品揃えしており、トイレ空間を広く使うことが可能となった。
シャワー水栓は操作のしやすいシングルレバー水栓で、シャワー部はオン・オフが手元で操作できる「クリックシャワー」をセットした。給湯は最高約36℃の適温出湯タイプの安心設計で、火傷の心配もない。
適温給湯の電気温水器をフレーム内に内蔵。温水器の容量は3Lのため、コンパクトになっている。お湯と水を混合し出湯するため、3Lでも十分なお湯が供給可能。また、通常の工事で検討を要する電気温水器の設置場所や配管の引き回しなどに苦慮することがない。そのほか、簡単に前板の取り外しができるので、点検やメンテナンスが容易に行える設計配慮も行った。
オストメイト対応トイレパック

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