パラマウントベッド株式会社は、1980年の発売以来、好評を得ている自動採尿器「スカットクリーン」を8年ぶりにフルモデルチェンジし、2007年10月1日より販売を開始する。
「スカットクリーン」は、レシーバーをあてがい排尿するとセンサーが尿を感知し、モーターが作動して尿を自動吸引する福祉用具。寝たまま、座ったままでも使用できるので、脳血管障害やリウマチなどの疾患により、尿意はありながら、トイレへの移動に時間のかかる人や介助者の援助が必要な人が、おむつに頼らずに、より自立した形で排尿を行なえるよう支援する。
排泄は人間にとって羞恥心やプライバシーにかかわるデリケートな問題。自立度の高い排泄を行なうことは、尊厳と自信を回復し、自立の促進につながる。
今回のフルモデルチェンジでは、従来からの尿センサーによる自動吸引機能に、スイッチによる吸引機能を追加した。吸引スイッチを「ON」にすることにより、尿センサーが排尿を感知する前から手動で吸引でき、漏れなどの不安を低減する。
光触媒素材の脱臭フィルターを新たに装備。洗浄し乾燥させることによって、繰り返し使用することができる。また、フィルターの洗浄時期の目安をランプの点灯により通知する機能を設けた。
レシーバーの洗浄のしやすさを考慮し、レシーバー(尿器)とホースを取り外しができる構造に変更した。また、尿を処理する際にタンクの揺れによる溢れを予防するため、タンクのフタや取っ手の形状を改良した。
移動・設置がしやすいよう、本体の重量を約2キロ軽量化、容積を約30%コンパクト化した。タンクの容量は従来品と変わらず3リットルで、普通成人の約1日分をためられる。また、レシーバーの取り回しに配慮し、ノズル部を180度反対向きにも取付けできるように改良し、ホースの長さも従来品より50センチ長い、2メートルとした。
就寝時など、レシーバーを常時装着する際に、レシーバーの先端に取り付けるやわらかいシリコン素材のアタッチメントを用意した。(男性用のみ)女性用レシーバーは、確実にレシーバーを握れるよう指がかけられるくぼみを設けた。また、からだに触れる部分に丸みをつけるとともに、従来品よりやわらかくした。
「スカットクリーン」の希望小売価格は、男性用セットが81,000円、女性用セットが84,000円(非課税)。介護保険の「特定福祉用具」に該当し、介護保険を利用すると、購入金額の10%の負担で購入することができる。同社では、年間販売目標を4,000台としている。
自動採尿器「スカットクリーン」男性セット

自動採尿器「スカットクリーン」女性セット

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