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複合的かつ効率的な歩行訓練が可能な新しい「歩行訓練機」を発表

−相愛、全方向移動型歩行訓練機「歩行王(あるきんぐ)」−

2007/09/21(Fri.)

 株式会社相愛は新しいリハビリ機器の提案として、全方向移動型歩行訓練機「歩行王(あるきんぐ)」(特許出願中)を、第34回国際福祉機器展にて発表する。

 一般的に脳や脊椎の損傷などによって高齢者が歩行障害を生じ、その回復がなされない場合、次第に生活範囲が狭まり、加速度的に精神的・肉体的老化が進行し、寝たきりになるのが通常であることから、社会の高齢化とともに歩行機能のリハビリテーションが重要になっている。

 医療の現場では最も重要な初期、中期の立位・歩行リハビリテーションでは、主に平行棒、杖、あるいは簡易な歩行器のような装置を用いつつ、理学療法士など介護者の多大な身体的負担により実施されているのが現状。

 いっぽう、歩行は一般的に2足直立前方向歩行と単純にモデル化されることが多いが、本来人間の歩行は単純な前方向だけではなく、横歩き、後歩き、方向転換などいくつかの基本動作の組み合わせからなる複雑な動作群として考える必要がある。

 同社では、安全性を確保した全く新しい歩行訓練機を提供することにより、高齢者や歩行障害者の自立生活を支援することを目的として、高知工科大学、高知大学医学部(両大学とも松下電工「ジョーバ」の共同開発者)と共同開発を行ってきた。

 全方向移動型歩行訓練機「歩行王」では、全方向への移動訓練が可能で、移動距離・移動速度を調節することができる。

 転倒現象には二つの典型的なケースがあり、人間が歩行器の走行速度についていけなくなり前傾して倒れるケースと、自分の体重を支えきれずに、膝から急に崩れ落ちるケースがあるが、同機では電子制御により利用者の身体状態に合わせた走行速度の調節が可能で、従来の歩行器のような、いわゆる「おきざり転倒」を防ぐ。また、安心シートを装着することにより、急な膝落ちの転倒を防ぐ。

 理学療法士や介護者は訓練中、見守る程度で良いので、肉体的・精神的負担を軽減できる。また、集団訓練も可能で、業務の効率化が図れるので、本来必要な細やかなメンタルケアの時間をとることができる。

 複合的な訓練ができるので、下肢筋力の強化と動的バランスの向上が期待できる。また、上体周囲のサポート機能と利用者の身体状況にあわせた訓練プログラムを設定できるので、初期〜中期の立位・歩行リハビリテーションで使っうことにより早期回復が期待できる。


全方向移動型歩行訓練機「歩行王(あるきんぐ)」
写真:全方向移動型歩行訓練機「歩行王(あるきんぐ)」


第34回国際福祉機器展H.C.R.2007出展概要

株式会社相愛概要
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