マイボイスコム株式会社は、「ユニバーサルデザイン」に関する調査を実施し、12,354件の回答を集めた。調査は去年の前回調査に続いて5回目となる。
米国のロン・メイス博士による提唱「世界中のあらゆる人たちが、いついかなる時も安心して使える製品を親しみやすいデザインで生み出すこと」によって誕生した「ユニバーサルデザイン」は、文房具や住宅設備品、街中でのサービスまで幅広く適用されている。調査では、「ユニバーサルデザイン」の利用経験や利用時の重視項目などについて聞いた。
「ユニバーサルデザイン」という言葉を認知していた割合は81%で、認知度は年々増加しており、広く知られてきていることがうかがえる。ただし、「内容まで知っていた」(44%)は、言葉自体の認知度と同様に前年より増加しているものの、そのうちの半数弱にとどまった。
「ユニバーサルデザイン」の基本理念の理解率は51%で、「詳しく知っていた」は13%、「ある程度知っていた」は38%となった。あまり理解していない人も半数弱に達しており、まだ十分に理解されている状況ではないことがわかった。
「ユニバーサルデザイン」思想が適用された商品やサービスの利用状況は、「日用品、雑貨」が23%で最も多くなった。トップ以下は、「交通機関」(20%)、「施設・サービス」(17%)が続いた。
いっぽう、利用した商品やサービスへの適用の有無が「わからない」が57%に上った。利用した商品やサービスに「ユニバーサルデザイン」が適用されていると知ったきっかけは、「表示があった」が47%でトップとなった。トップ以下は、「マスコミなどで報じられていた」(21%)、「店内のパンフレットやプロモーションビデオ」(11%)が続いた。
「ユニバーサルデザイン」が適用された商品やサービスを購入・利用するに際して重視することは、「使い方が簡単ですぐに分かること」が52%で最多となった。トップ以下は、「どんな人にも公平に使えること」(38%)、「安全性が十分に配慮されていること」(24%)、「生活者のニーズに応えていること」(23%)が上位となった。このうち上位3位は、「ユニバーサルデザイン思想」の基盤を提唱したロン・メイス氏による7原則の、「明確さ」「公平性」「安全性」が占めた。
商品購入やサービス利用に際し、「ユニバーサルデザイン」適用のものと非適用のものがあった場合、「少々価格が高くてもユニバーサルデザインのものを選ぶ」は7%にとどまった。「ユニバーサルデザインのものではなく、価格の安いものを選ぶ」は20%となったが、「どちらともいえない」(72%)が圧倒的に多くなった。
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