旭化成ファーマ株式会社は、濃厚流動食の新商品、高濃度(2.0kcal/ml)タイプの「ACURE(アキュア)EN2.0」を発売した。
「アキュアEN2.0」は、食物繊維を豊富に含みミネラルにも配慮した、少ない量で一日に必要な栄養素を摂取できる高濃度(2.0kcal/ml)タイプの濃厚流動食。医薬品卸や食品卸を通じて、主に全国の病医院・介護施設に販売していく。
病院や介護施設では、少量しか摂取できない人、高カロリーが必要な人、水分制限の必要な人、食物繊維を十分量補給したい人、投与時間を短縮したい人など、従来の濃厚流動食では対応しにくい患者に対する栄養管理ニーズが高まっている。同社では、こうしたニーズに対応するため製品開発を進め、少ない量で、厚生労働省が策定している「日本人の食事摂取基準」の最新版に準拠した栄養素を確保できる「アキュアEN2.0」を開発した。
「アキュアEN2.0」は、1,000〜1,200kcal(500〜600ml)という少ない量で、一日に必要な栄養素を摂取することができ、食物繊維を豊富に含み、食物繊維の目標量・目安量を摂取できる。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維を組み合わせて配合し、フラクトオリゴ糖を十分量配合している。
ナトリウムは、食塩相当量3〜4g摂取でき、8種類の微量元素(鉄・銅・亜鉛・マンガン・セレン・クロム・モリブデン・ヨウ素)の推奨量・目安量をほぼ充足するなど、必要なミネラルも摂取できる。
必須脂肪酸の目標量・目安量を充足するほか、吸収性の良い中鎖脂肪(MCT)を脂質全体の約25%含有する。高濃度でも、良好な流動性を示しており、経口でも飲みやすいバナナ風味とした。
「ACURE(アキュア)」シリーズは、人に優しい医療や介護のサポートをテーマに、一人ひとりの状態に合わせた栄養管理のために生まれた同社の濃厚流動食の新しいシリーズ。「アキュアEN2.0」は、「ACURE(アキュア)EN800」に次ぐ同シリーズの第二号製品となっている。
病医院や介護施設で使用されている栄養補給製品には、医薬品として申請され、薬基準に収載された「経腸栄養剤」と食品の「濃厚流動食」がある。医薬品の経腸栄養剤市場は約360億円、食品の濃厚流動食市場は約430億円程度と推定されているが、市場は毎年金額ベースで7%強の伸びを示しているといわれている。特に、食品の濃厚流動食の伸びは年率約10%強と高い伸びを示している。
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