沖電気工業株式会社の特例子会社であるOKIワークウェルは、情報通信研究機構(NICT)からの助成金とOKI研究開発本部からの技術協力を受け、障害者の在宅就労向け多地点音声コミュニケーションシステム「ワークウェルコミュニケータ」を開発した。現在は、OKIワークウェルの27名の在宅勤務者により、同システムの運用を開始し、2008年度の商品化に向けて評価を行っている。
現在、OKIワークウェルには障害をもつ社員が33名おり、そのうち27名はITスキルを持ちながら障害のため通勤が困難な在宅勤務者。OKIワークウェルでは、1998年6月に障害者の雇用を開始して以来、在宅勤務者数が年々増加しており、全国各地に住んでいる在宅勤務者間のコミュニケーションの円滑化は業務を推進する上で非常に重要になってきた。
そのような環境のなか、OKIワークウェルでは、今回、障害者の職業的自立を支援するシステム「ワークウェルコミュニケータ」を開発した。「ワークウェルコミュニケータ」は、安価な費用で、複数の在宅就労者が業務上の情報を共有したり、意思決定を支援したりすることができ、また、一人で働く孤独感も解消できるシステムとなっている。ワークスタイルが多様化するなかで、障害者向けだけでなく様々な人々のテレワーク(在宅就労)の支援に役立てることもできる。
システムは、障害者自身が試行し、使い勝手を追求した結果、操作ボタンをテンキー対応とした。マウス操作が困難な人にも使用しやすく、視覚障害者の人もテンキーによる操作で容易に打合せに参加できる。
長時間使用するため、映像に関する機能は盛り込まず、徹底した音質改善に注力し、高音質を実現した。また、可能な限りオープンソースを活用するとともに、シンプルなシステム構成により、低コストでのシステム構築を実現した。
システム概要

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