日産自動車の関連会社である株式会社オーテックジャパンは、「セレナ」のマイナーチェンジに合わせ、ライフケアビークル(福祉車両)シリーズを継続設定し、全国一斉に発売した。
「セレナ」の特長であるクラストップレベルの広い室内を活かし、家庭から福祉施設まで幅広いニーズに好評の全7タイプを、ベース車と同様の改良を施し、継続設定した。
なお、アンシャンテ「助手席スライドアップシート」と「セカンドスライドアップシート」は、今回新たに、人気のハイウェイスターをベース車として追加し、さらに、新型昇降シートを搭載した。
乗車準備と降車後のシート格納時間を短縮できる早送り機能や、従来のシート回転・昇降操作に加え、シートスライドとシートリクライニングの操作を可能とした新型多機能リモコンの採用など、さまざまな使い勝手の向上を図りながらも、ベース車からの価格アップは据え置きとした。
「セレナ」は、クラストップレベルの広い室内、視界の良さ、シートアレンジの便利さや使いやすさなどにより、利用者から高い評価を得ており、2007年累計(1〜11月)ミニバン販売台数で1位を獲得した車種。
今回のマイナーチェンジでは、フロントグリルやバンパー、ヘッドランプなどエクステリアのデザインを一新、基準車はより個性的でモダンなスタイル、ハイウェイスターはよりダイナミックでキャラクターの強いフロントデザインとした。
また、インテリアは、シート地の質感を高めるとともに、ファインビジョンメーターの標準採用やインストルメントパネルまわりを上質なデザインとしたことにより、快適で心地良い空間とした。
装備では、日産の世界初の新技術「アラウンドビューモニター」(20G、ハイウェイスターにカーウイングスナビとセットでメーカーオプション)に加え、インテリジェントエアコンシステム(ワンタッチクリーンスイッチ付)(20Gに標準、そのほかにオプション)などを採用している。
メカニズムでは、ハイウェイスターに専用サスペンションを装備し、より安定した操作性と快適な乗り心地を実現、さらに、アクティブAFSを標準採用し安全にも配慮している。また、燃費と排気試験モード(JC08モード)で試験を実施し、2WD全車が「2005年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV)」を達成した。
セレナ アンシャンテ セカンドスライドアップシート

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