日産自動車の関連会社である株式会社オーテックジャパンは、「ノート」のマイナーチェンジに合わせ、ライフケアビークル(福祉車両)シリーズを継続設定し、全国一斉に発売した。
マイナーチェンジしたノートをベースに、従来と同様に「アンシャンテ助手席スライドアップシート(昇降シート車)」「アンシャンテ助手席回転シート(回転シート車)」「ドライビングヘルパーオーテックドライブギアタイプe(運転補助装置付車)」の3タイプを継続設定した。
「アンシャンテ助手席スライドアップシート」は、従来の通常グレードに加え、特別仕様車「Plus
navi HDD」をベース車として追加し、新型昇降シートを搭載した。乗車準備と降車後のシート格納時間を短縮できる早送り機能や、従来のシート回転・昇降操作に加え、シートスライドとシートリクライニングの操作を可能とした新型多機能リモコンの採用など、使い勝手の向上を図った。
「ノート」は、2005年1月の発売以来、「HR15DEエンジン+エクストロニックCVT」がもたらす加速の良さと静かで快適な走り、ゆとりある居住空間、2段マルチトランクによる使い勝手の良いラゲッジなどが、利用者から高い評価を受けている。
今回のマイナーチェンジでは、エクステリアデザインを大幅に変更するとともに、インテリアの質感や使い勝手の向上を図った。また、「HR15DEエンジン+エクストロニックCVT」の改良により新燃費・排気試験「JC08モード」に対応し、さらに、車種体系の見直しなどを行った。
エクステリアは、ヘッドランプ、エンジンフード、フロントグリル、フロントバンパーを一新し、軽快でキリッとした走りの良さを予感させるデザインとした。フロントグリルは、G/Xシリーズではカラード/ガンメタリックの2種類を、スポーティシリーズは、アクティブなイメージのスモークメッキを採用した。ボディカラーには、新色のブルーターコイズ(チタンパールメタリック・特別塗装色)、フロストグリーン(チタンメタリック)、アメジストグレー(パールメタリック)の3色を追加し、全10色とした。
インテリアは、サンドベージュ、ブラック、カーボンブラックの3種類の内装に新シート&ドアトリムクロスを採用し、洗練されたシンプルなコーディネーションとした。また、メーター開口を拡大し、視認性が大幅に向上した2連リングメーター(液晶オド・ツイントリップメーター(燃費表示機能付))、リヤセンターアームレスト(カップホルダー2個付)、汚れや濡れに強い撥水加工シートなど利便性の高い装備を設定している。
メカニズムでは、「HR15DEエンジン+エクストロニックCVT」の改良により、新燃費・排気試験「JC08モード」に2WD全車が対応した。車種体系については、低価格の15RSを新規設定し、スポーティーグレードを強化している。
また、特別仕様車「Plus navi HDD(プラス
ナビ エイチディーディー)」は、15G/15G FOUR、15X/15X
FOURに設定。高速大容量の30GBハードディスクを搭載した専用HDDナビゲーションシステムに加え、トップシェード付UVカットグリーンガラス(フロント)、リヤ2スピーカー(15G/15G
FOURはベース車に標準)などを装備しながら、価格を抑えたモデルとしている。
ノート「アンシャンテ助手席スライドアップシート15X」

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