エーザイ株式会社は、日本においてアルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト」の新しい剤形となるゼリー製剤(内服薬)に関する剤形追加の製造販売承認申請を行った。ゼリー製剤は、アルツハイマー型認知症治療剤では世界で初めての剤形。
アルツハイマー型認知症の患者は高齢の人が多く、嚥下機能の低下により錠剤や細粒剤の服用が困難な人、あるいは水分を気管内に飲み込んでしまいやすい人もいる。そのような患者にとって、適度な硬さと粘性を有し、水なしで服用できるゼリー製剤は、錠剤と比べて服用しやすい剤形となる。
また、介護者にとっても、患者の摂食・嚥下能力にあわせて、スプーンで適当な分量に分けて服用できるため、服薬介助が行いやすくなる。
「アリセプト」は、エーザイが独自に合成したアセチルコリンエステラーゼ阻害剤で、神経伝達物質である脳内アセチルコリン濃度を高める作用を持つ、日本では唯一のアルツハイマー型認知症治療剤。現在、日本におけるアルツハイマー型認知症の患者数は約125万人と推計されており、高齢化の進展とともに年々増加傾向にある。
日本では、「アリセプト」は、錠剤をはじめ細粒剤、口腔内崩壊錠を発売している。同社では、アルツハイマー型認知症患者の服薬性を高めるゼリー製剤という新たな製剤をラインアップに追加することで、より多くの患者とその家族、介護者の人々のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上に貢献していくとしている。
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