エヌ・ティ・ティラーニングシステムズ株式会社と、NTTグループにおける障がい者の雇用促進を目的とした特例子会社であるNTTクラルティ株式会社は、ユビキタス社会に求められるホームページ技術である「Webアクセシビリティ」について実践的な知識が習得できる通信教育講座「Webアクセシビリティ〜だれもが使える優しいサイトへ〜」を共同で開発し、販売開始した。
「ユニバーサルデザイン(UD)」は、「人種、性別、年齢、身体的特徴などに関わらず、できるだけ多くの人が利用可能であるように製品、建物、空間をデザインする」という意味を持っている。これまでUDは、製品、建物、空間など物理的な対象が考え方の中心だが、Webの利用者が増えたこともあり、ホームページやソフトウェアにも求められるようになってきた。すべての人がホームページにアクセスでき、利用できるかどうかは、「Webアクセシビリティ」という言葉で表される。
Webアクセシビリティは、JIS規格や法令制定を背景に、その必要性は認識されつつあるが、まだ、十分な対応には至ってわない。ホームページを製作・提供する自治体や企業はもとより、広く一般への教育・啓発が急務となっている。
情報通信技術がユビキタス社会を実現するための最も重要なツールという考えにもとづき、通信教育をはじめとした教育・研修事業を行うNTTLSと、NTTクラルティは、お互いの持つ知識・ノウハウを融合し、実践的なWebアクセシビリティの通信教育講座を共同開発することとなった。
従来のWebアクセシビリティ研修は、JIS規格に則って行われているが、JIS規格の中には「・・・した方が望ましい」といった抽象的な表現が多く、具体的にどうしたらよいかはWeb設計者に任されることが多いため、結局は健常者の視点でのアクセシビリティ対応となってた。
同講座は、NTTクラルティの社員自らが教材の開発に携わることにより、障がい者の視点からWebアクセシビリティを説明した教材となっている。JIS規格のガイドラインをクリアするだけではなく、「このようにするとさらに使い勝手が良くなる」といった当事者ならではのアドバイスを盛り込んでいることが特徴で、サイト構築の経験がない人でもWebアクセシビリティについて体系的に学べるという点では業界初の講座となっている。
通信教育講座「Webアクセシビリティ〜だれもが使える優しいサイトへ〜」の受講料は9月30日までの間、社会貢献割引価格を設定した。個人の税込定価は25,410円/人、団体は23,100円/人で提供する。標準学習期間は2ヶ月。
受講対象者は、初級レベルで「利用者のホームページ構築を行う人」「会社や個人でホームページを立ち上げている人、これから立ち上げようとしている人」など。受講による効果と習得スキルは、「Webアクセシビリティ、ユニバーサルデザインの考え方を理解できる」「Webアクセシビリティを実現するホームページの構築に役立つ」「身近な事例を参照しながら学習することで、チェックポイントが明確になり、Webアクセシビリティについて評価ができるようになる」「Webアクセシビリティが重要視されている理由を理解することで、CSRの意識向上につながる」などがあげられている。
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