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                              | パワーリハビリテーション研究会の認定指導員が指導します。 | 
                             
                           
                          今話題の「パワーリハビリテーション」。 
                            酒井医療(株)のブースは、トレーニングマシンを体験する来場者であふれていました。 
                             
                            パワーリハビリテーションとは、老化に伴う体力低下・機能低下を防ぐため、トレーニング機器を使用して行う新しいリハビリテーションです。 
                            「筋肉増強が目的ではありません。トレーニングマシンを動かすことで、眠っている筋肉と神経を起こし、介護予防と自立支援をめざすことが目的なんです」 
                             
                            コンパストレーニングマシンは最低2.5kgと軽い負荷(ウエイト)を装備しているので、筋力に応じた細かい設定が可能。 
                            足の筋肉を強化するホリゾンタルレッグプレス、体幹の曲げ伸ばしをするトーソエクステンションなど7台のマシンがあり、移乗のしやすさ、安全性、機能性に優れています。 
                             
                            昨年度から厚生労働省が『高齢者筋力向上トレーニング事業』として、機器の導入や運営費を補助対象としたことがきっかけとなり、急速に全国に広がったパワーリハビリ。 
                            「歩くペースが速くなったり、歩けなかった人が畑仕事をできるようになる」など、実際に要介護度が下がったという報告もあり、導入する福祉施設や自治体がますます増えそうです。 
                           
                          
                          ムヒでおなじみの(株)池田模範堂では、多くの医療機関や介護関係者に愛用されている体位変換器『ナーセントクッションシリーズ』の新製品を展示していました。 
                           
                          
                             
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                              『ロール』はベッド上での側臥位姿勢の保持にも使えます。 
                                ナーセントクッションシリーズは、組み合わせて使用すると、より効果的。 | 
                             
                           
                          「19年間『ナーセントパットA』を販売してきたんですが、よりよい姿勢を保持するため、かつ二次障害を防ぐために『ナーセントアップニー』『ナーセントミニ』『ナーセントロール』の3製品を開発したんです」 
                             
                            仰臥位で両膝が屈曲した状態のまま横に倒れると、骨盤がねじれた姿勢になってしまいます。この姿勢を続けると、股関節や膝関節の変形・拘縮という二次障害を引き起こすことに。 
                            2層のウレタンフォームでソフトに膝を支える『アップニー』を使用すると、正常な肢位を保つことができます。 
                             
                            車いす上でのすべり座りや円背による前かがみの姿勢は、嚥下や咀嚼など食べることにも悪影響を及ぼします。 
                            すべり座りは、シートの高さや背もたれの角度が合っていないことによって起こりますが、車いすのシートに『ミニ』をおき、『ロール』で身体の前面と両脇を囲むことで簡単に防止できます。 
                             
                            新製品はカバーを吸汗性の良いタオル地に改良。取り外し可能なので何度も洗えて衛生的です。また、『ロール』は丸洗いもできます。 
                           
                          
                          モデルルームを使用し、防火対策のデモンストレーションを行っていた住宅防火対策推進協議会。 
                             
                            「タバコなどがふとんに着火し、寝ていたために気付かず、逃げ遅れてしまうことが住宅火災の主な原因。火を出さないことが一番ですが、万一火が出てしまった時に火災を早く報せる『住宅用火災警報器』の設置が有効なんです」 
                           
                          
                             
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                              | 消防庁が定める推奨基準に適合した「住宅防火安心マーク付き」の製品を選びましょう。 | 
                             
                           
                          消防法の一部改正により、今後は一般の戸建住宅にも火災警報器の設置が義務づけられることとなりました。 
                            建物火災のなかで、住宅火災は死者に繋がる確率がとても高くなっています。平成15年の住宅火災による死者1,070人のうち、約6割が災害時要援護者とよばれる65歳以上の高齢者です。 
                             
                            住宅用火災警報器は、煙を感知するものと熱を感知するものがあり、警報音または音声で火災の発生を報せます。電源はコンセント方式と電池方式の2タイプ。 
                            設置場所は住宅内のすべての居室、台所及び階段で、まず寝室と台所に設置するのが理想的です。  
                             
                            その他にも火がつきにくく燃え広がらない防炎のふとんやエプロン、消し忘れ防止機能のついた安全調理器具、住宅用消火器などの住宅用防災機器を紹介していました。 
                           
                           
                           今年6月に福祉用具の利用目安を示すガイドライン「介護保険における福祉用具の選定の判断基準」が厚生労働省から通知されました。 
                            貸与・購入の対象となっている17種類の福祉用具ごとに「使用が想定しにくい状態像」「使用が想定しにくい要介護度」を提示。たとえば、車いすや介護ベッドは「要支援」の場合、対象外となります。 
                             
                            ここ最近は、一時期に比べるとまったくの新製品というより、エンドユーザーの声を反映した、より使いやすい機器へと改良が進んでいるように感じられる同展。 
                            「生活を支える」という本来の目的を活かすべく、最新の福祉機器とともに選定に関する情報・技術を得る場としても重要な機会となるのではないでしょうか。 
                           
                          
                             
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                                 来年の開催は、9月27日(火)〜29日(木)です。 
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